吹っ飛んだ話
実家の母から新品の毛布が余っているのでいるか?という内容のメールがきた
毛布かぁ、、と思った、
どういうわけか我が邸には布団が大量にある、実家から持ってきたりばあさんにもらったり人からもらったり、そうこうしているうちに押入れ一個占領するくらいまで我が家には布団や毛布の類いがあるのだ
来客もたまにあるので2〜3枚掛け布団でも多めにあれば助かる、くらいでいいのだが、もはや俺以外に家族が住めるくらいに布団がある、布団のインフレである
とはいえ俺は考えた、人からもらったり実家で使ってたものでは無く新しい毛布である
果たしてこれだけの布団がある中でこの先生きていて新品の布団に出会う事などあるのだろうか、寝具に並々ならぬこだわりのある人ならわからないが、正直自分は布団などかかってれば何でもいい、なんなら厚手の服でもいいし、本当にそれしか無いなら藁とかでもいい、ぐらいにしか布団の事を考えていない。
たが寝る事に関しては大好きである、大好きというかもうちょっと病気なんじゃ無いかくらい寝る、予定が無い土日、特に外に出たく無い寒い冬の日など今が朝なのか、夕方なのか昼なのかもわからないくらいにずっと寝ている。
たがもしかしたらこれは寝るのが好きなのでは無く寝具が悪いのかもしれないと考えた、寝具が悪いせいで疲れが全然取れずそれでもなんとか疲れを取る為にひたすらに休日寝続けているのでは無いか、もしそうだとしたら由々しき事態と言わざるを得ない。本当は自分だって土日の休みを謳歌したい、公園で草木を見たり、美術館などに立ち寄ってカフェなどに入ったりしてみたい
その為には快適に、短時間で日々の疲れを取ってくれる新しい寝具が必要なのでは無いか
そんな事を思い、ありがたく頂戴いたします、届けて下さい、と丁寧にメールを返した
届いた毛布は灰色で、灰色と言っても汚い感じでは無く、例えるならばペルシャ猫などと同じ色をしており、その風貌から既にただならぬ自信を全身にみなぎらしていた
触ってみた
いい
何がいいのかはよくわからないけど何だかいい感じがする
という事で今その毛布にくるまってこのブログを書いているんですけども、暖かくて肌触りが良くて到底起きれそうにありません、ずっと寝ていたいです。アーメン