普通の日記

●寝る前、部屋に何かすごい小さい白い玉のようなものが何個も落ちてる、なんだ、虫の卵とかそういう類かな、嫌だぁ〜、ほんとに嫌だぁ〜、と思ってよく見てみるとあまりにも白い、天然の昆虫の卵ってよく知らないけどこんなに白くないよな、、なんだろ、、恐る恐る手にとって見るとどうも発泡スチロールの様な素材でできている気がする、なんだぁ発泡スチロールかよ、あーばかくさ、寝よ寝よ、というわけにはいかなかった、いくら無害の発泡スチロールとは言え部屋に落ちていたらそれはゴミである、それも何個も落ちている、大調査だ、と思ったがどこから発生しているのかはすぐにわかった、それは漫画ぼのぼののキャラクターの顔面のクッションであった

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よく見るとぼのぼの君の頭頂部から部屋に散乱する白い玉が出ている

焦らせやがって、私はぼのぼの君をおもむろに掴みゴミ袋にダンクシュート、、できなかった

それがただの何でもないクッションだったら良かったが、クッションに愛らしいぼのぼの君の顔が刺繍してあり、そのせいで半透明のゴミ袋からぼのぼの君は私に無言の訴えをしてくるのだ、しかもこのぼのぼのクッションは顔面のみを再現したクッションなので事実上ぼのぼの君の生首がこちらに無言の訴えをしている事になる、こんな生活耐えられない

俺は一旦ぼのぼの君をゴミ袋から出しクッションに座らせた、うーむどうしたものか

そうこうしてる間にもぼのぼの君の頭からは例の白いプチプチが吹き出ている、気が狂いそうだ!

そうだ、頭頂部の穴を塞いでしまえばいいでは無いか、このプチプチさえ出て来なければぼのぼの君はまたクッションとしての役割を取り戻せる。そう考えた俺は裁縫道具を探し回った

無かった。

だいたい飲みに行きたい!と思った時に限って人が捕まらないのと同じで針と糸が欲しい時に限ってそういうものは見つからない様にできている

しょうがないのでしばらくぼのぼの君にはそこにいてもらうことにしよう、という事で部屋に放置している

時々目があうたびに大きなため息が出る、帰ってほしい

 

●部屋が馬鹿みたいに汚い瞬間ってある、色々タイミングがあって片付ける時間を設けれない事が連続し、洗濯物が積み上がり、酒の缶が散乱し、埃が積もり、ガラクタがそこかしこにぶちまかってしまっている状態

そしてそんな時に限って急に沢山来客があったりする

先日酔っ払い複数人が酔っ払ったテンションのままウチに来てしまった、私も同じように酔っ払っていたのでノリでいいよいいよ、という感じで上げてしまったが部屋は丁度爆撃を受けた後のようになっていて非常に恥をかいた、酔いも覚めた、皆が帰った後無言で掃除をした、部屋は常に綺麗にしよう、、

 

●キッチンにコバエが発生した、自炊おじさんの弊害である、私は生き物には寛容なタイプではあるが、ハエ貴様は別だ、覚悟しろ、一族根絶やしにしてやる、と思ったんだけど気候が少し寒くなったせいかすぐいなくなっていた、夏の終わりを感じて少しだけ寂しくなった

 

●用事があり3〜4駅先の駅に行き、帰り道、まだ明るかったのでちょっと歩いてみよう、と思った

東京にせよ神奈川にせよ、果てしなく続く住宅街の風景はどこも同じだ

はるか昔埼玉の和光に住んでいた女子と付き合っていた時、呼び出され完膚なきまでボコボコにフラれた事があった、若かったせいなのかその悲しみ、怒りをどこに落とし込んだらいいのかわからず和光から川崎まで歩いて帰ろう、というめちゃくちゃアホな散歩に踏み切った事がある

道もロクにわからず無限に続く住宅街をゾンビの如くに歩きまくった、その行為そのものは紛う事なきアホでしか無いんだけど闇雲なパワーがあるね、と思った、今俺にあのパワーがあるのか、、なんだか切なくなった俺

とりあえずパワーをつける為にすた丼に入り爆速で丼を平らげたらめちゃくちゃに眠くなってしまい、溜め込んだパワーをどこにも消費できず自室で永眠

 

●かなり髪が伸びてきた、一度はロン毛にしてみたい、とも思うが見た目の胡散臭さとデコの広さからいつも断念し自らの手で落ち武者ヘアーに逆戻りする、アルミホイルをハサミで切ると切れ味がアップする