おじさんたち、荒野へ
悲しいかな、もうおじさん
まぁ別によくよく考えるとそこまで悲しくもないけど
なんに介入してもおじさんには一種の気持ち悪さがついてまわる
おじさんの癖に何言ってんの
おじさんなのにまだそんな事やってんの
だっておじさんじゃん
おじさんだからって偉ぶらないでよ
もはや八方塞がりのおじさん達
おじさんはおじさんとつるんで居酒屋でクダ巻いて若者にクソが、って遠くから届かない程度に石を投げるか
若者にナメられながらヘラヘラと道化を演じるか
あぁ嫌だ、、どれも嫌だよう、、優しくしてよう、、
幸い自分には威厳というものがまるで無いので比較的フレンドリーに若者が接してくれるおかげでむしろ同世代が多かった昔よりも近年の方が楽しくやれている
おじさんのプライドという犬も食わねえ残飯はとっくにドブに捨てているので若者に頭をはたかれたぐらいでは怒らないし、趣味がキーホルダー集めなのを気持ち悪い、と言われようが
ガチガチにタメ口を聞かれようが
家で勝手に宴会を開かれて片付けずに帰られようが
いつだって心の中で不気味な笑みを浮かべる事で俺の中のおじさんのダークサイドはおじさんブラックホールに吸い込まれていく
そうやって現実に何とかぶら下がって生きてはいるけど
やはりおじさんは徐々に一人一人の荒野に旅立っている
今は絶賛自粛、休業の期間中である
バンドももちろんストップしてしまったし、生きる力が不足するのを感じた
俺は一人で今やれる事の全てをやろうと意気込んだ、しかし自分という人間のコンテンツ力の無さやいいねの少なさ、なにかを発信するたびに減るフォロワー、それによって下がるモチベーション、簡単に心は折れYouTubeに逃げ、めちゃくちゃな時間に寝て起きて、墜落している
若かったらもっと違っていたのか、いや、元々そんなもんだったじゃないか
おじさんというわかりやすい負のアイコンに全てをなすりつけて発信する事を辞めたらそれこそ私は何も無い人になってしまう
もう周りなどいいじゃないか
もはやとうに憧れるものも無くなった
一度砂漠に立ってみよう
めちゃめちゃ暇だ
結構暇に耐えれる部類の人間だが
これが100年続けばどうだろう
まだまだ色々やり足らなかったんじゃないか
走る燃料を残したまま走る必要がない場所へ
それはとても悲しい
自粛が開けてバンドが再開したら自然と衝動は戻ってくるだろう
自然と友達と居酒屋に行くだろう
自然とまた朝までゲームしたりするし
映画も見るだろう
とっくに気付いている
自分から連絡しなければ、たま〜にしか人から連絡なんてこない事
諦めても、諦めなくても、同じだという事
自分より孤独な人もいくらでもいる事
布団を被ってアホな動画にアテレコしてる
おもろ
全部無意味ならコレはおもろい
ギリギリまでアホな事してたい